私は、貴方の事
何も知らなかった。
2年間、
…貴方だけを見ていたのに。
貴方の笑顔を見る事が
できなくなって、
貴方と廊下で擦れ違う事が
できなくなって、
貴方の笑い声が聞こえてくる事が
ぱったりとなくなって、
貴方がバレーをしている姿が
見られなくなって。
もう、8ヶ月です。
未だ、貴方を想わない日が
ありません。
私が貴方に想いを告げようと
決心したあの日。
貴方は学校に来なかった。
11月3日の春高バレーの
県予選。
工業高校と
小林西が対戦したんだよね。
私、都商の応援に
行っておけば
…貴方に会うことは
出来たでしょうか。
貴方が高校でバレーを
している姿を、
見る事が出来たでしょうか。
貴方と私が会うことは、
この先ずっとないのかな。
そんなの、
悲しいよ。
貴方に彼女がいても、
私はもう一度貴方に会いたい。
一目見るだけでもいい。
貴方の、
笑顔が見たい。
もう一度、
笑いあいたい。
貴方の、
香りを馨りたい。
貴方がいるという
幸せを、感じたい。
都東に行くと聞いていました。
卒業しても、
そう遠くはないから、
どこかでばったり会えるかも、
と期待もしていました。
貴方は小林の私立を選んだ。
何も考えないで、
その高校を選んだのだと
私は思っていました。
今まで、ずっと。
でも、違った。
貴方はバレー部の
キャプテンで、
バレーの強い小林西高に
入ったのでしょう??
あの日学校に
来なかったのは、
練習に参加していたから。
きっと。
私、何も知りませんでした。
自分の想いのことばかりで、
貴方の事知っているようで
知らなかった。
貴方が一生懸命何かに
打ち込むことも。
しっかりと役割を
果たすことも。
私はそういうところを
好きでいたはずなのに。
そう。
でも、
今でも、
貴方の事が大好きです。
この先ずっと
貴方と私が
会うことがなくても、
私はずっと貴方のことが、
好きです。
大好きです。
ありがとう。
ごめんなさい。
遠く離れていても、
貴方を見られなくても
貴方を近くに感じられなくても
私は、貴方を
応援しています。
右肩少しだけ
下げて歩く癖、
変わってないかな。
沙織


